2009年12月3日木曜日

チームワークにおいてマップがもたらす価値の本質とは何か?

ビジュアルコラボレーションと一言でいってもなかなかその意味の本質は伝わりにくいかもしれません。
そもそも私たちが現代社会において日々行っている「知識労働」というものの性質を理解することが大切です。
今日はわかりやすくするために、オリエンテーリングを例に説明しましょう。
オリエンテーリングとは、地図とコンパスを用いて、山野に設置されたポイント(コントロール)をスタートから指定された順序で通過し、ゴールまでの所要時間を競う野外スポーツの一種です。
オリエンテーリングに参加するチームは、この「地図」と「コンパス」を頼りに目的地を一丸となって目指すわけですが、実は私たちの行っている「知識労働」には、「地図」も「コンパス」もありません。
ここで気づかなければならないことは、この「地図」と「コンパス」らしきものを誰かが創らなければ、間違いなく道に迷い、行ったり来たりを繰り返し、最悪の場合は目的地に到達することができなくなってしまうことです。

地図(マップ)の本質は、チームでの活動や行動を適切に誘導しながら、目的地までのアクセスの時間をできる限り短縮することにあります。
そのためには、全体像を明らかにし、それぞれの情報の位置関係を整理した上で、様々な学習を容易にできることが大切です。

身近な例で言うと、インターネット上にMindjetのWebサイトが存在します。
各ページには様々な情報が掲載されていますが、通常すべての情報を読み手が必要とするかどうかはわかりません。ここで、適切に誘導することができない場合、読み手が探したい情報をあちこち探し回ることになりますが、それぞれの読み手に大変な負担をしいることになります。
そこで、特定の目的をもったチームに対して共通な視点をもったマップを提供することができれば、情報へのアクセスは、劇的に改善され、すばやく目的とする情報へとたどりつくことができるわけです。
この原理を、チームワークに適用し、チームで同じマップを共有しながら仕事を進めていきながら目的地へと辿り着く-これがまさにビジュアルコラボレーションの果たすべき本質と価値なのです。

"Mindjet CorporationのWebサイトマップ" Presented By Mindjet Player

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